心を使おう

写真では伝わらないターコイズブルーに出会った日

 

― 東京都庭園美術館「ルーシー・リー展」を訪れて ―

「この色は、写真では伝わらない。」

東京都庭園美術館でルーシー・リー展を見終えたあと、一番強く心に残ったのは、そのことでした。

私はこれまでルーシー・リーの作品が好きでしたが、実物を見るのは今回が初めて。

展示室に並ぶ器は、どれもやさしく、美しく、どこか凛としていました。

 

「説明を読む前にわかった」

展示を見ながら、ふと「これはルーシー・リーだ」と思う作品がありました。

説明を見ると、やっぱりルーシー・リー。

理由はうまく説明できません。

でも、なめらかな曲線少しだけ非対称なフォルム花瓶の口元のひねり繊細な線

どれも「この人らしい」と感じるものでした。

好きなものは、いつの間にか目が覚えているのかもしれません。

 

写真では白くなるピンク、写真では伝わらないターコイズブルー

展示で特に印象的だったのは色でした。

HPなどで見たターコイズブルーの器は、私はマットな色を想像していました。

ところが実物は違います。

光を受けると、ガラスのような透明感があり見る角度によって表情が変わります。

薄いピンクも同じでした。

写真を撮ると白く見えてしまう。

でも実際は、ほんの少しだけ桜色が混ざったような、とても繊細な色でした。

何枚撮っても、あの日見た色にはならない。

だからこそ、「これは実際に見てほしい」と思いました。

 

建物も作品のひとつ

東京都庭園美術館は建物自体も魅力です。

今回はランプがかわいくて夢中で写真を撮ってしまい、

あとになって「壁紙やドアノブももっと見ればよかった」と少し後悔しました。

でも、それも次に訪れる楽しみができたということ。

茶室と日本庭園ものんびり歩き、美術館の静かな空気を最後まで味わいました。

 

展示の余韻を楽しむカフェ

展示のあとにいただいた限定スイーツも忘れられません。

ターコイズブルーの器を思わせるデザイン。

「小さいかな?」と思いましたが、食べてみるとちょうどいい満足感。

しかもcafeTEIENのケーキはデザインだけじゃなく

おいしいんですよ!前回も思ったけど信頼できます。

器の底の高台はチョコレートクッキーのようになっていて、

まるで作品を飾る台座のようでした。

見た目の美しさだけではなく、展示の世界観まで表現されていて、

「これは人気があるのも納得」と思いました。

アイスコーヒーのグラスも素敵で、最後まで美術館らしい時間を過ごせました。

すてきなケーキです

 

混雑との付き合い方

ひとつだけ感じたのは、ショップとカフェの混雑です。

展示をゆっくり見ていると、お店もカフェも混み始めます。

逆にショップやカフェを先に利用すると、展示を急いでしまいそう。

人気の企画展ならではの悩みですが、

それだけ多くの人がこの展示を楽しみにしている証拠でもあるのでしょう。

 

おわりに

美術館へ行くと、「何を見たか」よりも「何を感じたか」のほうが記憶に残ることがあります。

この日の私にとっては、それがターコイズブルーでした。

写真には写りきらない色。

その場でしか出会えない透明感

 

そして、ルーシー・リーの作品を見ながら、「やっぱり私はこういうものが好きなんだ」と改めて気づけた一日。

帰るころには、ショップで買ったバッグとクリアファイルを手に、心まで満たされていました。

もしルーシー・リー展へ行こうか迷っているなら、ぜひ時間を作って足を運んでみてください。

写真では伝わらない美しさが、きっと待っています。

2026年9月13日までです。

ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― | 東京都庭園美術館

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ネルコ

昼寝大好きなゴロゴロ女です。最近疲れているのか、瀬尾まいこさんの本で癒されてます。運動はFit Boxing2を、頭は資格勉強を、心は映画で満たしていこうと思っています。

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