桃の季節がやってきました
夏の果物といえば、やっぱり桃。
あの甘くてジューシーな果肉に、
ついつい何個も手が伸びてしまう人も多いのではないでしょうか。
私も、桃の季節がくるとちょっとワクワクしてしまいます。
でも実は、桃は「体を冷やす果物」と言われることもあり、
冷え性や胃腸が弱い人にとっては、食べ方にちょっと工夫が必要なんです。
そこで今回は、桃に含まれる栄養素と、体質に合わせたおすすめの食べ方をご紹介します。
桃の主な栄養素とその効果
桃は見た目も味もやさしいけれど、実は体にうれしい栄養素が詰まっています。
栄養素 | 働き |
カリウム | むくみ解消、血圧を整える |
食物繊維(ペクチン) | 腸内環境の改善、便秘予防 |
ナイアシン(ビタミンB3) | 肌や粘膜を守り、代謝を助ける |
ビタミンC | 美肌・免疫力アップ・抗酸化作用 |
β-カロテン(微量) | 肌や目の健康を保つ |
桃1個(約200g)で100kcal前後とカロリー控えめなのもうれしいポイント。
水分が約88%と多く、夏の水分補給にも向いています。
体質別・桃の食べ方アドバイス
冷え性さんは、
桃は水分が多くて体を冷やしやすいので、冷蔵庫から出して常温に戻してから食べるのがポイントです。
また、しょうが湯やほうじ茶など温かい飲み物と一緒に食べると、内臓が冷えにくくなります。
むくみやすい人は、
桃に含まれるカリウムは、体の余分な水分や塩分を排出してくれるので、
むくみやすい人にはぴったり。ただし、食べるタイミングは朝〜昼の早めがおすすめ。
夜遅くに食べると、逆に体が冷えて水分をため込みやすくなります。
胃腸が弱い・お腹を壊しやすい人は、
桃に含まれるペクチンは腸にやさしいけれど、一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなることも。
そんなときはレンジで少し加熱して「コンポート」にすると、胃腸への刺激が和らぎます。
糖質が気になる人は、
桃は果糖を含むため、血糖値が気になる方やダイエット中の方は、
皮ごと食べることで、食物繊維が血糖値の急上昇を抑えてくれます。
また、運動後や朝食後のデザートとして少量を取り入れるのもおすすめです。
冷え性+むくみ体質の私が試している食べ方
私自身、冷え性でむくみやすいタイプ。だから桃を食べるときは、
なるべく冷やさず常温で
一緒に黒豆茶やしょうが紅茶
朝〜昼に1個まで
時々はレンジでコンポートにしてシナモンをふる
という感じで楽しんでいます。
ほんの少し工夫するだけで、桃が「体にやさしいごほうび」になります。
メモ
簡単レシピ:桃のレンジコンポート
材料(1人分):
桃:1個(皮をむいてカット)
はちみつ:大さじ1
レモン汁:少々
作り方:
耐熱容器に材料を入れ、ラップをふんわりかける
600Wで約1〜1分半レンチン
そのまま温かく食べても、冷やしても◎
シナモンやミントを添えると、風味もアップします。
おいしい桃を食べよう
桃は「冷えそう」と敬遠されがちだけど、体質に合わせて食べれば、
美味しくて頼れる夏の味方になります。
冷えやすい人も、むくみが気になる人も、自分に合った方法で桃を楽しんでみてくださいね。
旬の果物を味方につけて、心も体も軽やかな夏をすごしましょう。